新しい令和時代が始まって早6年、いま日本、そして世界は、
私が政治をめざした平成の初めの頃以上に、多くの難しい問題に直面しています。
急速に進む人口減少、低迷する経済、頻発化・激甚化する災害、分断と対立が高まる国際環境……。
いまこそ政治がきちんと機能して、
国内外の大きな変化に対応し、国民の暮らしを守っていく、
そしてこの国を次の世代に少しでもいい形で引き継いでいく、その役割をはたさなければなりません。
にもかかわらず、いまの政治家は、残念ながら多くの国民から
「自分たちのことばかり考えて、こうした問題に真剣に真正面から取り組んでいない」と
思われているのでないでしょうか。
これでは政治に対する期待や信頼は生まれず、問題の解決も実現しません。
こうした状況に至った責任は自分にもあります。私は自らの責任を痛切に感じつつ、
初当選から28年、この間のさまざまな経験と反省の上に、
自分が政治家をめざした原点に立ち戻って、
新たな一歩を歩み出したいと思います。